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児童養護施設 白河学園

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R3-08 落差25mの大瀑布と神秘の湖沼
  7月下旬にハイキング行事に行ってきました。出発前からニコニコしている子どもやソワソワしている子ども、特に意味もなく園庭を歩き回ったり、体をくねくねさせたりと、子どもたちからは楽しみな様子が溢れ出ていました。出発式が終わり車に乗り込み、いざ出発です。
 まず向かったのは裏磐梯の小野川不動滝です。天候にも恵まれたため、車窓から見る猪苗代湖の水も澄んでおり綺麗でした。また、裏磐梯に入ると山の木々の緑が深く、景色もとても素晴らしくて、私はすでに車の中で癒されていました。
 駐車場に到着し、車の外に出ると白河市との気温の差にびっくりしました。連日猛暑だった白河市に比べてとても涼しく空気もきれいに感じました。空気はとてもきれいでしたがコロナ対策のため、マスク着用で歩きました。滝までの片道は約40分程度です。みんなで話をしながら歩いていると、さらに空気感が変わった(涼しくなった)と思った瞬間、目の前に大きな滝が現れました。落差25mの滝は圧巻で、子どもたちも「すごーい!」と言いながら見上げていました。滝つぼにも近づけるので大迫力でした。水もとても冷たく、子どもたちも全員が川に手をつけて冷たさを体感してきました。
   次に向かったのは五色沼(ごしきぬま)です。毘沙門沼・赤沼・みどろ沼・竜沼・弁天沼・瑠璃沼・青沼・柳沼など、数多くの沼があります。沼によって色が違う不思議な沼で、5つの沼だから五色沼ではなく、様々な色彩を見ることができることから五色沼という名前がついているとのことです。最初に見たのは毘沙門沼でした。エメラルドグリーンに染まる沼が視界に入った瞬間に感動しました。とても自然が作り出したものとは思えない綺麗な色でした。子どもたちも全員感動しており、次の沼に向かうスピードも自然と速くなっていました。四季や天候、時間帯によっても見える色が違う、まさに神秘の湖沼でした。
 今回のハイキング行事で子どもたちは何度「すごーい!きれーい!」と言ったことでしょう。これからも子どもたちが自分の感情を素直に表現でき、感動して、心の優しい人に成長してほしいと思います。

園長 鈴木 栄一
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